イース漫画版について語ります

イース 1 (朝日コミックス ファンタジーシリーズ)
朝日新聞出版
2010-12-07
前田英紀

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 語ると言っておきながら忘れてたのは内緒だ!!!!w

 最近・・・博多のSound Horizonの映画見に行った際にTSUTAYAさんで、2巻読んで(1巻は別の場所で読んだ)で、思い切って、4巻まで一気にまとめ買いしました!!!w

 これがどういう内容なのかは・・・う~~~ん・・・・そうですねぇ・・・・。
 読むのであるのなら、この作品そのものを『ゲームのイース』として見るのをやめましょう。
 例えるなら啄木鳥しんき先生の『テイルズオブデスティニー神の眼を巡る野望』のような作品で、原作を大胆なまでにアレンジしまくって、『イースI&II』をベースにしておきながら完全な別物と化してますので。
 というか・・・ある意味で古参ファンに喧嘩売ってるところがちらほら・・・・;;;;;(私は好きなのですが;)

 でも、『イースI&II』だけでなく、700年前の世界を舞台に描かれた『イースオリジン』の設定(主に『六神官』、『闇の一族』の設定。ちなみにエル兄さん、ガッシュ君はそっち系の一族と関係あるらしい?)も交えた改変を通り越した大改変のシナリオは評価すべきかと。
 はっきり言って、賛否両論な部分が強い『テイルズオブデスティニー』に比べて遥かに好印象が強い『イース』のシナリオを大幅に書き換える・・・・。
 もう半端ないプレッシャーだったと思いますし、そう描くよう選択した前田先生はすごいと思いますよ。

 で、この作品におけるアドルさんも少々どころかかなり特殊な立ち位置になってまして・・・。
 実は『ファルコム学園』にてシレっと語られてたりしてます。

 それがこれです!!!w

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 うむ。この『感情の無いアドルさん』とはどうやらこれのようです。
 最初にそれ知った時は感慨深かったなぁ・・・。

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 『感情がない』・・・と言いますが・・・どこぞの綾波嬢みたく喜怒哀楽が完全にないってわけじゃないんです。
 実際、『自分』というものはあるんです。 
 『自分がこうしたいああいした』っていう意思、『誰も傷つけたくない』という気持ち、どんなに他人から気味悪がられて忌嫌われたり(事実育った村ではそれが原因で、育ててくれた人が亡くなった後村を追い出された)、人が死んでもそれを『悲しい』と思わない自分を『虚しい』と思える自分。
 そういう部分はあるわけで・・・・はっきり言って単純に表情筋が全滅してるだけっていうか・・・まあそれだけじゃないんですが・・・;
 とにかく↑のような無表情が基本ですね(さすがに死屍累々の『川』を見た時はドン引きして「恐怖」の表情になってましたが)

 原作のアドルさんって割と表情豊かですし、人によっては、あの北米版アドルさんより違和感覚えるかもしれない;?
 多分、ファル学のアドルさんに読ませたら「僕が描かれてて、僕が主人公の話なのは分かるけど、『僕じゃない違う僕』を読んでる気分」って困った顔になりそうです。

 ちなみに『感情がない』とか散々言われつつも、中途半端に『自分』がある理由は何気にちゃんと描写されてます。
 そりゃ、そんな中途半端に『設定』したら矛盾が出るわな・・・。

 ただ、育ててくれた人がすごくいい人で・・・それ故に人間的にすごくいい人です。
 あと体力とかがめっちゃくっちゃ人間離れしてます(これ読んで『YsSEVEN』にあったとある事件で見せてくれた体力の半端なさに関して納得がw)

 そんな彼の相棒のドギもちゃんと出てきますが・・・・アドルさんが本音をフィルターかけずにしゃべる上に独特のマイペースなキャラなもんだから(出会って間もないせいもあるんだけど)、そんなに仲良くないですw
 あ、ついでに一番原作とブレてない立ち位置な上に地味にカッコよく描かれてますが、それはどうでもいいかw(←ドギ「ウォーイ!!!?。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。」

 本編じゃシレっと重要な位置なのに、あっさりお亡くなりになってしまったサラさんも『ミネアの一占い師』ではなく、『エステリア随一の占星術師にして、ミネアの実力者』という立ち位置になってます。
 第一巻のラストで結局は死んでしまうのですが・・・・巻末番外編シリーズの第二巻は彼女が主役で、それを読んでから、またそのシーンを読み返してほしいですね。
 サラさんと、『彼』の最後のやり取りの意味と、その『重さ』と『悲しさ』が実感できますから。

 そして・・・『ファルコム学園』の主人公(と言う名の苦労人)であるダルク・ファクト先生も出番がありますよおおおおおおおおおおお!!!!w





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 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おいこらそこのYs未プレイにしてファル学読者組、「誰?」って言わないの・・・w
 まだ魔物化してなくって、人間やってるだけじゃ!!!w(実家の遺産を研究して魔法は使えるようになってるけど!)
 まあ・・・確かにファル学じゃ

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 こーゆーぽわぽわしたところもありますが・・・・w
 つーかね・・・・ドヤ顔でわんるい顔のコマ見た瞬間、普段が普段(と書いて『ファル学』と読む)なだけに我慢できなくなって噴き出してしまいました・・・w

 で、話を戻しますが、この作品でのダルク先生は、シナリオの大幅改変に伴って『闇の一族』の設定も絡んできた結果、どうやら『ラスボス』の立ち位置ではないようですねー。
 むしろ、人間味がとことん薄味になってるアドルさんに比べて、こっちのダルク先生、まだまだどこまでも人間味が濃いくって・・・なんとなく「もう一人の主人公」と言っても過言じゃないかも。
 
 実際に、原作ではそんなに語られることの無かった(ハードにした結果『YsI』未クリアだけどね!!!)彼個人に関わる事情が割と語られてますし・・・・。
 なんて説明したらいいのかなぁ・・・『Ysオリジン』から引っ張ったことによってできた設定からくる、『ファクトの一族』という名前の重さ、彼自身も彼の家族も何もやってないのに『ファクト』の名前だけで責められる。
 それ故にひたむきに真っ当に頑張ってきたのに、欲に駆られた人間たちによって・・・という悲劇が語られてて・・・。

 その『悲劇』さえ・・・彼自身が真っ黒くなる発端さえ起きなければ、苦労しつつ確実に美人の嫁さんゲットしてたであろうだけに重い;(マジでフラグ立ててた女性が出てきてます。色々と驚きの人です)

 あ・・・・・・最初に言い忘れてましたが、『ファルコム学園』のダルク先生は26歳(YsVS空の軌跡より)なんですが、こちらのダルク先生はかなり若くなってます。
 番外編で彼のセリフとその他のモノローグから・・・・どーやら、18~19歳くらいなようです;
 実際、基本一人称は『私』ですが、素は『俺』のようですし。

 ダルクせんせいじゅうはっさい!!(*・∀・*)とかそういう冗談はさておきで、まだまだ若いが故にある人間味と、彼がやってしまった『選択』、アドルさんと夢の中で言った『本音』・・・読んでて辛かったですね・・・。
 そりゃ700年もの間ひたすら女神に対してやってしまった『罪』を償うべく一族延々と真っ当に生き続けて、祈り続けた結果があれでは、今女神が目覚めても全てが遅すぎましたから・・・。
 とはいえ、許す許さないは別として、本人が一番自覚してるでしょうが、やった『業』に対しては背負ってほしいですね・・・。

 なお、アドルさんとは初対面時はちゃんと会ってますが、後の2回3回は『夢の中』でのやり取りだったりします。
 性格面は違えど、何かしら通じ合うところがあるのでしょうかね・・・。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つーかね、ファル学のインパクトが強いせいで、その諸々のエピソード(フラグ立ててた女性を巻き込みたくないという部分、『悲劇』、『選択』、『本音』などなど)が掲載されてる第三巻を、ファル学のダルク先生が読んでたらどーなってたのかって、三巻読んでるだけで想像してしまうので、シリアスなのに微妙な笑いが起きてしまいます・・・w
 ただでさえ、驚きの若返りな上にこの諸々の出番の多さと、悲惨だけど立ち位置的に良い扱い・・・うん、確実に涙と鼻水で顔中ぐちゃぐちゃにしながら読んでそう・・・w

 それに・・・

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 ティータ・ファクト。漫画版限定ダルク先生の妹さんです。可愛いです(おおよそ14~15歳といったところか。ちなみに絶賛生死不明中)
 彼女もまた『ファクト』の名前に苦しんでて、それで結構兄妹仲良かったから・・・やさぐれた原因はそこにもあるので・・・・。
 つーかマジで可愛いのです!!!

 はっきり言って↑のファル学の画像(34話)以降にこれ読ましたら・・・・大騒ぎしそうです・・・w
 あのコマってさ、新久保先生、まさか漫画版のこの設定を意識した上でかつ、そっちのファンからのツッコミ待ちも含めて書いたのか・・・・?(汗)


 ・・・・・・・・・・・・・ダルク先生絡みで結構文章使ったなぁ・・・・w
 
 他にもリリアが『エステリア在住の羊飼い』という設定で登場してますが・・・・・・・・・・・・・・・・


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 あ~・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・立ち位置の変更の度合いがアドルさん以上におっそろしいことになってまして・・・・・・・・・・・・・こちらの彼女を受け入れられるかどうかで、この作品が好きであれるかどうかにまで発展するかも。

 アドルさんがフラグ立てつつも自分から気付かない間にへし折る系主人公になってるので、アドルさんとは別にフラグは立ってないです。
 すごく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・意外な人とフラグ立ってました(いや、割とリア充と言わんばかりにお似合いだったけど!;w)
 はっきり言って、『ファルコム学園のリリア』にこれ読ませたらアカン・・・・間違いなく前田先生刺される・・・・w

 あと六神官の末裔一人で、原作でもちょいちょいアドルさんに関わってたルタ=ジェンマさん。


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 家宝の『ジェンマの書』自体は紛失したままだけど、『六神官の末裔』という設定が最初から判明してるのと、アドルさん保護してたということで参戦。
 というか、並みの人間ならイラっとくるほどマイペースかつ常に本音なアドルさんをマトモに相手出来る人なので、どうあっても付いてこないと色々とめんどいかと;w

 こちらのルタさんはどことなく、英伝のミッシェルさんのような雰囲気だったので、

「声付けるなら松本保典さん(旧版英伝4ドラマCDでミッシェルさん役だった)かな?w」

 と思ってたらOVAのほうでマジで松本さんだったのには笑いましたw

 他にも他にも700年前当時のフィーナとレアの双子の女神たちの姿も見れますし・・・本当に原作知らない方でも楽しめる仕様になってますねぇ・・・。
 それが受け入れられるかは別として、で。
 啄木鳥しんき先生の『TOD神の眼』だって、私はとうの昔に受け入れてましたが(あのシナリオが完全にオリジナルだって知った時から)、受け入れられない人だって恐らくはいるでしょう。
 ゲームコミカライズでオリジナル展開をやるというので、常に付いて回る問題でしょう。
 大体、原作そのままの展開でも描写とかで文句ぶーたれる人だっているわけだし。

 ・・・・・・・そう考えるとしんき先生の『空の軌跡』って本当にゲームコミカライズの原作そのまま、オリジナルの両方のカテゴライズどっちでも、稀なまでに良作なんですよね・・・。


 最後に・・・・

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 ・・・・・・この人がいきなり出てきた時は本当に焦りました・・・。
 前に買ったって言った『イース画集』・・・

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 ↑ね。これで顔と名前は知ってましたが・・・・もう「ふぁ!?Σ(゚д゚lll) 」ってなりましたし;
 何故この人が出てきたのか、どう物語と関わって行くのか・・・それは内緒ですw

 というか・・・・この人と言いダルク先生と言い、ファクト家って、『闇の一族』に良いように利用されてるなぁ、おい;;


 ただなぁ・・・・・ものすんごい、惜しいのは・・・・・・・・・・・これが絶賛休刊中だってこと。


 ・・・・・・・・・・・・・・えぇ、マジです。やってる雑誌が休刊になった煽りを受けて4巻で止まっております。
 しかも、ちょうどよく『Ysオリジン』が絡みまくったエピソードが終わったその瞬間に終わってまして・・・ものすげーキリがいいところで、かつ、これからってところで終わってるわけで・・・・・。

 ダルク先生に至っては4巻冒頭でどっか外出したところで出番終わってます;;;;

 啄木鳥しんき先生の『TOD神の眼』で例えるなら、4巻にて生存フラグをシャルティエによって急ピッチで建てたリオン(+シャル)が濁流へと呑みこまれ、浮上するダイクロフト、地上へ放たれるベルグランドの一撃・・・。

 ・・・・・・・・・・・・・・そこで終わってるわけですよ・・・・奥さん・・・・;
 『軌跡シリーズ』で言うならば、クロスベル(碧)で断章に入る寸前で終わってるようなものか;

 どれだけとんでもないところで終わってるか・・・お察ししてください;
 私は購入に当たって調べてた時に知りましたが・・・・まさぁ、ああいうタイミングで終わってるって思って無くってねぇ;;;;;;
 まったく本当に惜しい・・・。
 ファルコムマガジン辺りで復活できれば最高なのですが・・・・・・・・・ファル学と同時にこれ・・・・・・・・・・アドルさんや、ダルク先生やリリアのキャラのギャップに読者が悶え死にそうですw

 それでも読みたいって思ってくださるのなら・・・・せめて2巻まで読んでほしいところですね。
 正直1巻は、ややダラダラというか・・・・・・・ラスト付近にならないと話が進まないというか、アドルさんがひたすらめんどくさいキャラというか・・・・・・・・・;;;;;;

 ほんと、できることなら2巻まで読んで、そこからあなた自身の評価を決めてほしい、そういう作品なのです。

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