『イース』の有翼人と《闇》の一族についてまとめてみました
これは数年前、私が書いて途中で止めてたまとめテキストを、最近になって私が発見し、残りを書き足したものです。
なので、途中から記憶が飛んでるのもあって、適当なことになってしまいましたが、まあそこは赦せw
それじゃ本題へと・・・。
『有翼人』とは、日本ファルコムにて『英雄伝説シリーズ』と並ぶ代表的RPG『イースシリーズ』にて登場するキーワード。
元々は単純な神聖な存在だったんですが『Ys6』以降より設定の見直しがされて、本来の設定よりだいぶ変化したんですよね。
ただ、その『Ys6』から先の作品に対応した設定資料集や販売されてないこと、公式アナウンスが作中で示唆されてる程度しかないこと。
それに伴って、その『彼ら』と深くかかわりを持つとされる《闇》、または《ダナンの民》と呼ばれてる一族に関する情報も散逸しまくってるわけで・・・・。
そんなわけで今回それを軽く考察する程度にまとめてみようかなって思いました。
とはいえ私自身もなんとか思い出しながら書いてるので微妙に違うところもあるでしょうが、そこは堪忍を、ですw
それで彼ら・・・《有翼人》と呼ばれる民は、本来は舞台となっているエレシア大陸とは違う別の大陸より来た・・・所謂《異邦の民》で《神の国エルディーン》と呼ばれる場所の住民だった・・・かな?
後に《アトラス大陸》と呼ばれる場所へと移住した(もしくは《エルディーン》自体が《アトラス大陸》に属する地方だったのか・・・?)彼らは《エルディーン文明》と呼ばれる独自の文明を築き、《エメラス》という技術を生み出した。
《エメラス》とは《エメル》という結晶から生み出された結晶質の繊維であり、基本色の赤、青、黄の三色のほか、三色全ての力を持つとされる『黒』と、命を象徴とする『白』が生み出された。
『黒』に関しては後ほど語りますが、その『白のエメラス』こそが有翼人の力の正体であり、彼らが纏う『翼』の正体でもあります。
『白』のエメラス質に覆われた彼らには基本的に『不死の存在』であり、老いもない。
漫画版ではその有り余る時間を得た結果、倦怠な人生を送りいたずらに権威を求めるようになった・・・という話がフィーナが語ってた描写がありましたが・・・。
『死』の概念からは遠い存在にはなりましたが、それでも"望めば"『死』を得られるようで、彼らが自らの魂を肉体から解脱した場合、残った肉体はエメラスで構成されているが故に朽ちることがありません。
『イースI&II』の双子の女神たち、『セルセタ』のエルディーンの最期を思い出してください。
彼らは自らの『白き翼』を展開した状態で石化していましたよね。
それこそが『白』のエメラスを力を解放し、魂を解脱し、残された肉体です。
エルディーンは自発的な『死という永遠の眠り』に対して、レアとフィーナは《魔の根源》を今度こそ完全に封印するためにエメラスの力を解放することによる『死』でしたが・・・(『Ysオリジン』でも同様の行為をしてましたが、魂を解脱することなく石化状態になったためだった・・・かもしれない;)
ファルコム公式アンソロジー『ファルコムざんまい』のふしみゆうりさんのイース作品にて、ドギが(アドルに)「今度女神像を磨きに行くんだーw」って嬉々として語ってましたが、つまり、それは
「女神たちの身体(魂ないけどそれでもカラダ)を俺の手で綺麗に磨き上げるんだーw」
と、言ってるのとほぼ大差ないわけで・・・。
それを聞いたアドルさんが
(どうしよう;気持ち悪い;;)ってドンビキしてるのはそういうわけですw
まあ、アドルさんが『フェルガナ』行きたいって適当に話題変えたおかげでやらずに済んだわけですが・・・仮にマジでやるのだったら、女神像が安置してる場所に行く前に、斧を構えた(サラさんの面影を残した)少女&鈎爪装備した銀髪の兄ちゃん・・・の幽霊に文字通り八つ裂きのフルボッコにされてた可能性がありましたので・・・w
・・・・・・・・・・・・・・・・アドルに冗談抜きで命救われたな、ドギよ・・・・w
で、話を戻しますが、約1000年以上前に《有翼人》の一人である『アルマ』という女性が、《アトラス大陸》の《カナンの地》に住む《レダ》という民にエメラスの技術を教えていたり、近海の海にて《ナシュピテムの匣》という『黒』のエメラスで構成された巨大な気象制御装置を設置したりとあれこれ民を導いていたのですが・・・その《レダ》という民は尾を持ち褐色の肌に長い耳を持つ民で、そちらは比較的温厚かつ(エメラスの技術の継承はあれど)技術の革新にさほど興味はなかったのです。
ただ、問題は《レダ》と共に在り、アルマからエメラスの技術を授かった《尾を持たぬ者たち》
彼らは《レダ》のような特異な外見的特徴を持たず、《有翼人》とは違い『翼を持たない』存在でした。
その反面、知識の吸収には非常に貪欲でアルマからエメラスの技術を習うとあっという間に自らの手で『赤』、『緑』、『黄』のエメラスを紡ぐことができたのですが、その彼らを持ってしてでも『白』と『黒』はアルマが教えなかったのもあって紡ぐことができなかった。
それでも執念深く、アルマから離れてでも研鑽を重ねたけど、『白』も『黒』も作ることができずに、ただ『灰』のエメラスができただけだった。
その『灰』のエメラスですが、人の手で作られたエメラスであっても、エメラスはエメラスで非常に頑強な硬度を誇り、彼らが作ってはぽいぽいそこら辺に離しまくった《龍騎兵》、《はぐれ龍》(『Ys6』、『セルセタ』に出てたアレ」)はすべて『灰』のエメラスから作られた人工生命体にして、生体兵器の一種なのです。
ちなみに『Ysフェルガナ』のラスボス『ガルバラン』も《はぐれ龍》が野生化した挙句に超進化遂げたようなもんだったらしい・・・。
言い換えれば、その時あの時にエメラス製の武器持ってれば(=時系列的に前に当たる『Ysセルセタ』にて入手した『宝剣エメロード』があれば)ガルバランを確実に撃破し、チェスター兄さんも死なずに済んでた可能性が・・・。
更に余談ですが過去に『ガルバラン』を封印したという『英雄ジェノス』の正体は有翼人であるらしい。
そうなると、彼らの子孫に当たるチェスターやエレナは有翼人の末裔ってことになりますね(末裔って言っても人間の血が濃すぎるでしょうが)
ただ研鑽して『白』と『黒』を追い求めるまでならよかった。
だけど彼らは、あろうことか『黒』のエメラスそのものと言える《ナシュピテムの匣》そのものに手を出そうとした。
その結果・・・《匣》の制御装置が暴走を起こし、《カナン》周辺の気候及び海流が大変動が発生、《アトラス大陸》と呼ばれた地域は高台にあった《カナンの地》以外を残してほぼ水没。
《ナシュピテムの匣》はアルマが自らの『白き翼』こと、『白』のエメラスの力を解放することで海底に封印されたが・・・双子女神が《魔の根源》を封印した時同様にアルマの魂が天へと昇華。
残された『白』のエメラスこと肉体が《匣》を封印し続けることに・・・。
《カナンの地》も《匣》封印時に発生した大渦に隔離される形で《カナン諸島》として1000年近く外界からの出入りができなくなり、残った《レダ族》が独自の文化を発展したり、時々流れてくるエステリアの住民を受け入れたりするのですが・・・それはまた別のお話。
一方の《尾を持たぬ者たち》こと、《ナシュピテムの匣》を暴走した彼らは、大地を大海に沈めた大罪を深く悔み、《有翼人》の長だったかどうかは知りませんが、彼らの一人エルディーンと共に《セルセタの地》へと身を寄せ、後に《ダナンの里》と呼ばれる巨大な地下空洞・・・らしい場所で贖罪の日々を送ることに・・・。
そこまでは良かった。
それから約200年後・・・『Ysセルセタ』で判明したことによりますと、《セルセタの地》にてあった《セルセタ王国》は有翼人エルディーンの人格が暴走した結果、壊滅。
《セルセタの地》も《セルセタの樹海》と後の時代にそう呼ばれる大森林へと環境が激変。
※ちなみにこの辺のくだりは私が急ピッチでプレイしてたのでかなりあいまい。違ってたらすまない。
《ダナンの里》は《セルセタ王国》からも離れた場所にあり、かつ、そこの住民ともあまり接点を持たなかったこともあって影響はさほどなかった。
しかし、そこからさらに100年後。
場所変わって《エステリア》・・・当時は《魔法王国イース》があった場所。
そこは《有翼人》のレアとフィーナの双子がもたらした魔法と、『黒』のエメラスである《黒真珠》、魔法銀《クレリア》によって繁栄していた。
だけど、《黒真珠》は、女神たちも知らなかったのだが、生活水準の向上以前に『大地の流れを歪ませる』という厄介な副作用があった。
それによって発生したのが純粋なる負の想念と呼べるべき存在《魔の根源》。
そしては『魔法の銀』と呼ばれる《クレリア》は《黒真珠》の力を増幅、拡散させる力を持つ・・・。
これが《魔法王国イース》が滅ぶ原因となった魔物の発生と侵攻。
本体である《黒真珠》から離れた場所で活動していた《魔の根源》が生み出した魔物は《黒真珠》を求めてイースへ向かう・・・。
これに便乗したのが、イース六神官の長カイン=ファクト。
彼は確かに女神に仕える身でもありますが、同時に魔道の名門ファクト家の当主でもある。
ファクト家自体の起源は未だに謎が多いのですが・・・ってかファルコムが明かす気なさそう・・・。
現当主でもあるカイン=ファクトは《黒真珠》の力・・・《魔の根源》を手に入れるべく活動を開始。
あくなき『力の探究』こそがファクトの一族が求めるものらしい。
どういう経路かは不明ですが《ダナンの里》に住んでたはずの《一族》に密かに接触して、《黒真珠》ひいては《魔の根源》を手に入れるようそそのかします。
これで《ダナンの里》がどういう状況になったのかは不明ですが、それによって《イース》にやってきたのが魔導師ダレス、魔女ザバ、戦士キシュガルとエポナの兄妹です。
結果としては『Ysオリジン』をプレイしたら分かるのですが、ファクト兄弟の反発によってカイン=ダーム共々倒され、最終的に《黒真珠》は双子女神たちによって封印され、ダレス、ザバ及びキシュガルは死亡(ルートによって戦士兄妹の生死が変わります)、唯一生き残ったエポナは《里》へ報告のために帰還した・・・ということらしい。
そして時代は流れて700年後。
《クレリア》が眠る地の底に封印された《黒真珠》は皮肉にも人間によって解き放たれた。
時代が過ぎ去り、《クレリア》の正体を理解せずに、ただの銀と思うようになった人間は、それを採掘するようになり、土地を管理し採掘反対をしていた当代ファクト家・・・地上に残ったユーゴの子孫を殺害。
一人残ったダルク=ファクトが《黒真珠》を持ち去り・・・・『イース』の物語が始まったのです。
あとはみんなが知っての通り、漂着したアドルさんによってダルク=ファクトは倒され、集めたイースの書によってアドルさんは、天空にあるイースへと辿り着き、そこで《イースにいたファクト家の末裔》に出会い《黒真珠》と決着を果たすわけです。
・・・・この辺プレイしてないからかなり適当に書いてますなー。
《イースにいたファクト家の末裔》・・・キース=ファクトは妹のマールが魔物たちに殺されて復讐の旅に出た結果、自分が逆に魔物になる呪いに罹った…でいいんだよね?
つくづく《魔》に対する縁が強い。
その後アドルさんは《セルセタ》の地で、最後の《有翼人》であるエルディールと交流し、《一族》の集落である《ダナンの里》に辿り着きはしたし、野望に燃え里を出奔した《闇》とも対峙したけど、この時点で全てを解決したわけじゃない。
後の『Ys6』の設定に合わせてリメイクされた《フェルガナ》の物語を経て『Ys6』にて過去に出奔し、《セルセタ》の地で対峙しなかったエルンストが引き起こした《匣》を巡る戦い…。
それらを経てようやく《有翼人》と闇の《一族》の因縁が経ち切れるわけです。
以上が『イース』における《有翼人》と闇の《一族》に関するまとめ文章です。
多分かなり間違ってる部分もあるでしょうが、最後まで読んでくださった人、ありがとうございます。
なので、途中から記憶が飛んでるのもあって、適当なことになってしまいましたが、まあそこは赦せw
それじゃ本題へと・・・。
『有翼人』とは、日本ファルコムにて『英雄伝説シリーズ』と並ぶ代表的RPG『イースシリーズ』にて登場するキーワード。
元々は単純な神聖な存在だったんですが『Ys6』以降より設定の見直しがされて、本来の設定よりだいぶ変化したんですよね。
ただ、その『Ys6』から先の作品に対応した設定資料集や販売されてないこと、公式アナウンスが作中で示唆されてる程度しかないこと。
それに伴って、その『彼ら』と深くかかわりを持つとされる《闇》、または《ダナンの民》と呼ばれてる一族に関する情報も散逸しまくってるわけで・・・・。
そんなわけで今回それを軽く考察する程度にまとめてみようかなって思いました。
とはいえ私自身もなんとか思い出しながら書いてるので微妙に違うところもあるでしょうが、そこは堪忍を、ですw
それで彼ら・・・《有翼人》と呼ばれる民は、本来は舞台となっているエレシア大陸とは違う別の大陸より来た・・・所謂《異邦の民》で《神の国エルディーン》と呼ばれる場所の住民だった・・・かな?
後に《アトラス大陸》と呼ばれる場所へと移住した(もしくは《エルディーン》自体が《アトラス大陸》に属する地方だったのか・・・?)彼らは《エルディーン文明》と呼ばれる独自の文明を築き、《エメラス》という技術を生み出した。
《エメラス》とは《エメル》という結晶から生み出された結晶質の繊維であり、基本色の赤、青、黄の三色のほか、三色全ての力を持つとされる『黒』と、命を象徴とする『白』が生み出された。
『黒』に関しては後ほど語りますが、その『白のエメラス』こそが有翼人の力の正体であり、彼らが纏う『翼』の正体でもあります。
『白』のエメラス質に覆われた彼らには基本的に『不死の存在』であり、老いもない。
漫画版ではその有り余る時間を得た結果、倦怠な人生を送りいたずらに権威を求めるようになった・・・という話がフィーナが語ってた描写がありましたが・・・。
『死』の概念からは遠い存在にはなりましたが、それでも"望めば"『死』を得られるようで、彼らが自らの魂を肉体から解脱した場合、残った肉体はエメラスで構成されているが故に朽ちることがありません。
『イースI&II』の双子の女神たち、『セルセタ』のエルディーンの最期を思い出してください。
彼らは自らの『白き翼』を展開した状態で石化していましたよね。
それこそが『白』のエメラスを力を解放し、魂を解脱し、残された肉体です。
エルディーンは自発的な『死という永遠の眠り』に対して、レアとフィーナは《魔の根源》を今度こそ完全に封印するためにエメラスの力を解放することによる『死』でしたが・・・(『Ysオリジン』でも同様の行為をしてましたが、魂を解脱することなく石化状態になったためだった・・・かもしれない;)
ファルコム公式アンソロジー『ファルコムざんまい』のふしみゆうりさんのイース作品にて、ドギが(アドルに)「今度女神像を磨きに行くんだーw」って嬉々として語ってましたが、つまり、それは
「女神たちの身体(魂ないけどそれでもカラダ)を俺の手で綺麗に磨き上げるんだーw」
と、言ってるのとほぼ大差ないわけで・・・。
それを聞いたアドルさんが
(どうしよう;気持ち悪い;;)ってドンビキしてるのはそういうわけですw
まあ、アドルさんが『フェルガナ』行きたいって適当に話題変えたおかげでやらずに済んだわけですが・・・仮にマジでやるのだったら、女神像が安置してる場所に行く前に、斧を構えた(サラさんの面影を残した)少女&鈎爪装備した銀髪の兄ちゃん・・・の幽霊に文字通り八つ裂きのフルボッコにされてた可能性がありましたので・・・w
・・・・・・・・・・・・・・・・アドルに冗談抜きで命救われたな、ドギよ・・・・w
で、話を戻しますが、約1000年以上前に《有翼人》の一人である『アルマ』という女性が、《アトラス大陸》の《カナンの地》に住む《レダ》という民にエメラスの技術を教えていたり、近海の海にて《ナシュピテムの匣》という『黒』のエメラスで構成された巨大な気象制御装置を設置したりとあれこれ民を導いていたのですが・・・その《レダ》という民は尾を持ち褐色の肌に長い耳を持つ民で、そちらは比較的温厚かつ(エメラスの技術の継承はあれど)技術の革新にさほど興味はなかったのです。
ただ、問題は《レダ》と共に在り、アルマからエメラスの技術を授かった《尾を持たぬ者たち》
彼らは《レダ》のような特異な外見的特徴を持たず、《有翼人》とは違い『翼を持たない』存在でした。
その反面、知識の吸収には非常に貪欲でアルマからエメラスの技術を習うとあっという間に自らの手で『赤』、『緑』、『黄』のエメラスを紡ぐことができたのですが、その彼らを持ってしてでも『白』と『黒』はアルマが教えなかったのもあって紡ぐことができなかった。
それでも執念深く、アルマから離れてでも研鑽を重ねたけど、『白』も『黒』も作ることができずに、ただ『灰』のエメラスができただけだった。
その『灰』のエメラスですが、人の手で作られたエメラスであっても、エメラスはエメラスで非常に頑強な硬度を誇り、彼らが作ってはぽいぽいそこら辺に離しまくった《龍騎兵》、《はぐれ龍》(『Ys6』、『セルセタ』に出てたアレ」)はすべて『灰』のエメラスから作られた人工生命体にして、生体兵器の一種なのです。
ちなみに『Ysフェルガナ』のラスボス『ガルバラン』も《はぐれ龍》が野生化した挙句に超進化遂げたようなもんだったらしい・・・。
言い換えれば、その時あの時にエメラス製の武器持ってれば(=時系列的に前に当たる『Ysセルセタ』にて入手した『宝剣エメロード』があれば)ガルバランを確実に撃破し、チェスター兄さんも死なずに済んでた可能性が・・・。
更に余談ですが過去に『ガルバラン』を封印したという『英雄ジェノス』の正体は有翼人であるらしい。
そうなると、彼らの子孫に当たるチェスターやエレナは有翼人の末裔ってことになりますね(末裔って言っても人間の血が濃すぎるでしょうが)
ただ研鑽して『白』と『黒』を追い求めるまでならよかった。
だけど彼らは、あろうことか『黒』のエメラスそのものと言える《ナシュピテムの匣》そのものに手を出そうとした。
その結果・・・《匣》の制御装置が暴走を起こし、《カナン》周辺の気候及び海流が大変動が発生、《アトラス大陸》と呼ばれた地域は高台にあった《カナンの地》以外を残してほぼ水没。
《ナシュピテムの匣》はアルマが自らの『白き翼』こと、『白』のエメラスの力を解放することで海底に封印されたが・・・双子女神が《魔の根源》を封印した時同様にアルマの魂が天へと昇華。
残された『白』のエメラスこと肉体が《匣》を封印し続けることに・・・。
《カナンの地》も《匣》封印時に発生した大渦に隔離される形で《カナン諸島》として1000年近く外界からの出入りができなくなり、残った《レダ族》が独自の文化を発展したり、時々流れてくるエステリアの住民を受け入れたりするのですが・・・それはまた別のお話。
一方の《尾を持たぬ者たち》こと、《ナシュピテムの匣》を暴走した彼らは、大地を大海に沈めた大罪を深く悔み、《有翼人》の長だったかどうかは知りませんが、彼らの一人エルディーンと共に《セルセタの地》へと身を寄せ、後に《ダナンの里》と呼ばれる巨大な地下空洞・・・らしい場所で贖罪の日々を送ることに・・・。
そこまでは良かった。
それから約200年後・・・『Ysセルセタ』で判明したことによりますと、《セルセタの地》にてあった《セルセタ王国》は有翼人エルディーンの人格が暴走した結果、壊滅。
《セルセタの地》も《セルセタの樹海》と後の時代にそう呼ばれる大森林へと環境が激変。
※ちなみにこの辺のくだりは私が急ピッチでプレイしてたのでかなりあいまい。違ってたらすまない。
《ダナンの里》は《セルセタ王国》からも離れた場所にあり、かつ、そこの住民ともあまり接点を持たなかったこともあって影響はさほどなかった。
しかし、そこからさらに100年後。
場所変わって《エステリア》・・・当時は《魔法王国イース》があった場所。
そこは《有翼人》のレアとフィーナの双子がもたらした魔法と、『黒』のエメラスである《黒真珠》、魔法銀《クレリア》によって繁栄していた。
だけど、《黒真珠》は、女神たちも知らなかったのだが、生活水準の向上以前に『大地の流れを歪ませる』という厄介な副作用があった。
それによって発生したのが純粋なる負の想念と呼べるべき存在《魔の根源》。
そしては『魔法の銀』と呼ばれる《クレリア》は《黒真珠》の力を増幅、拡散させる力を持つ・・・。
これが《魔法王国イース》が滅ぶ原因となった魔物の発生と侵攻。
本体である《黒真珠》から離れた場所で活動していた《魔の根源》が生み出した魔物は《黒真珠》を求めてイースへ向かう・・・。
これに便乗したのが、イース六神官の長カイン=ファクト。
彼は確かに女神に仕える身でもありますが、同時に魔道の名門ファクト家の当主でもある。
ファクト家自体の起源は未だに謎が多いのですが・・・ってかファルコムが明かす気なさそう・・・。
現当主でもあるカイン=ファクトは《黒真珠》の力・・・《魔の根源》を手に入れるべく活動を開始。
あくなき『力の探究』こそがファクトの一族が求めるものらしい。
どういう経路かは不明ですが《ダナンの里》に住んでたはずの《一族》に密かに接触して、《黒真珠》ひいては《魔の根源》を手に入れるようそそのかします。
これで《ダナンの里》がどういう状況になったのかは不明ですが、それによって《イース》にやってきたのが魔導師ダレス、魔女ザバ、戦士キシュガルとエポナの兄妹です。
結果としては『Ysオリジン』をプレイしたら分かるのですが、ファクト兄弟の反発によってカイン=ダーム共々倒され、最終的に《黒真珠》は双子女神たちによって封印され、ダレス、ザバ及びキシュガルは死亡(ルートによって戦士兄妹の生死が変わります)、唯一生き残ったエポナは《里》へ報告のために帰還した・・・ということらしい。
そして時代は流れて700年後。
《クレリア》が眠る地の底に封印された《黒真珠》は皮肉にも人間によって解き放たれた。
時代が過ぎ去り、《クレリア》の正体を理解せずに、ただの銀と思うようになった人間は、それを採掘するようになり、土地を管理し採掘反対をしていた当代ファクト家・・・地上に残ったユーゴの子孫を殺害。
一人残ったダルク=ファクトが《黒真珠》を持ち去り・・・・『イース』の物語が始まったのです。
あとはみんなが知っての通り、漂着したアドルさんによってダルク=ファクトは倒され、集めたイースの書によってアドルさんは、天空にあるイースへと辿り着き、そこで《イースにいたファクト家の末裔》に出会い《黒真珠》と決着を果たすわけです。
・・・・この辺プレイしてないからかなり適当に書いてますなー。
《イースにいたファクト家の末裔》・・・キース=ファクトは妹のマールが魔物たちに殺されて復讐の旅に出た結果、自分が逆に魔物になる呪いに罹った…でいいんだよね?
つくづく《魔》に対する縁が強い。
その後アドルさんは《セルセタ》の地で、最後の《有翼人》であるエルディールと交流し、《一族》の集落である《ダナンの里》に辿り着きはしたし、野望に燃え里を出奔した《闇》とも対峙したけど、この時点で全てを解決したわけじゃない。
後の『Ys6』の設定に合わせてリメイクされた《フェルガナ》の物語を経て『Ys6』にて過去に出奔し、《セルセタ》の地で対峙しなかったエルンストが引き起こした《匣》を巡る戦い…。
それらを経てようやく《有翼人》と闇の《一族》の因縁が経ち切れるわけです。
以上が『イース』における《有翼人》と闇の《一族》に関するまとめ文章です。
多分かなり間違ってる部分もあるでしょうが、最後まで読んでくださった人、ありがとうございます。
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