漫画版『英雄伝説 空の軌跡SC ~絆の在り処~』 vol.30

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 あっちのほうでも書いてるけど「審判の指環」を再掲載してくださいよぉー。
 何気にマイナーって言うか地味に入手難易度高くない?あれ?

 今だからこそ、『閃の軌跡』最大の功労者であるトヴァルさんとかカイ君やティーリアちゃんとの出会いの話をやるべきだと思うんだよねー。
 アーティファクト《審判の指環》・・・・手に持っただけで対象者の「心の闇」を自身につきつける形で洗脳し、自我のない人形同然のバーサーカーにした挙句に最後は命も奪う危険極まりない物体・・・。
 帝国の世界大戦の時に戦場で適当な人に指環をぽいってあげたらあとは《呪い》とも良い感じに混ざり合ってなし崩しにバーサーカー大量生産して凄いことになりそう。
 あれって今後の軌跡シリーズに出てこないかな?まあもう《アルテリア法国》に持ってかれたんだろうが・・・っていうかファル学じゃモナ君のお店に引き取られたはずだけど大丈夫なのか・・・・?

 それじゃ本題へと。

 新章へと突入し、どっかの教授が含み笑い浮かべながら「トキハミチター」とか言ってそうな冒頭のページを経て、エステルサイドがいるリベールの王都《グランセル》の王城へと。
 場所は《王城》の謁見の間。
 玉座にはアリシア女王と、そのそばには衛兵ではなくモルガン将軍が。
 謁見してるのはエステル・・・・というかヨシュアとエステル。
 あの後どういう経緯があったかは分からないけど《リヴェリア湖》の湖畔に所属不明の飛空挺があり、そこには遊撃士がいて・・・・まあ色々とややこしいやり取りとかあったんでしょうが、事情説明をするようになった・・・といったところか。
 実際ヨシュアが《グロリアス》に潜入していた時に掴んでいた情報のほか、自身に関する事柄・・・主に《ハーメル》に関することなどなどを話したっぽいし。

 それで《結社》がリベールで行ってる《福音計画》が新たなる段階へと移行してる可能性があることを教えるところで説明を〆て・・・既に一回事情説明したんだろうね。
 この話を受けて既に第一種警戒態勢に以降、飛行艦隊で王国全土の哨戒に当たってるとか。
 それでも市民が不安に陥ったり暴動が起きないような状況にならないあたりが《リベール王国》の気風や女王の政治的手腕が感じられるといったところか。
 ・・・・・あーーーーーーーーーーーーーーーこういうの想像してるだけでますます気になる、帝国による世界大戦勃発前の《リベール》の様子がさぁ。
 かつてあった《百日戦役》という傷や、今回全土を巻き込んだドタバタを経験した国民たちだからこその十万の兵力を投入したって考えるとさぁ(語彙が既に息してない

 それで話戻して、ヨシュアにとってこういう国家の危機に相当する報告を行わずに単独で動き、かつ、大規模な誘拐強盗事件を引き起こした・・・まあ書類上だけは凶悪犯を数名脱獄させただけでなく、軍が管理する飛空挺を奪取したとか過程でやってることは大衆の正義や法律にのっとれば完全に悪である。その結果は別として・・・・って考えたらその脱獄犯そのまんまほったらかしになってるんだよね・・・現状追いかけるほど軍に余裕があるわけじゃないからそのままにされてるだけで。
 まあほったらかしにしても問題がないから大丈夫なわけで。

 そのあたりも全部ひっくるめて責任を感じてるヨシュアは女王に『正当な裁き』を懇願。
 
 その女王が下した裁決は、超法規的措置にはなるが、国家の危機に相当する貴重な情報を持ち帰ったことで、それら全てを諸々相殺。一切合財チャラ。
 つまりは無罪放免、というやつである。
 なんだかんだで雁字搦めな現代社会だったら結構無茶な持ってきかたではあるけど、ここは古き良き制度が生き続けてる《リベール王国》。そういう場所で、女王が最大権力を持っているのが功を奏した結果というか。

 無論ヨシュアは納得はできてない。
 できてはないが・・・・アリシア女王はヨシュア自身が、裁きと断罪を願ってるのと同時に、牢屋に放り込まれてはいおしまいという結末を望んでないのにも気づいていた。
 贖罪を望む気持ちも分かる。そしてその贖罪をするにはどうすればいいのか。
 ヨシュアは自分でそれを見つけて、女王はそれを後押ししてくれてるのだ。
 考えたらじーさんになるまで牢屋に放り込まれたり、さくっと死刑になるよりもずっと困難で、果てしなく長い贖罪になるかもしれないけど、それでも紛れもなくそれは当人がそれを望み、周りもそれを手助けしてくれるのなら・・・・。

 それに何より、女王もヨシュアひいては《ハーメルの遺児》たちに償いたいという気持ちがあった。
 かつてあった《悲劇》を御題目に帝国によっていきなりミモフタもなく、突き付ける形で、速攻で行われた《百日戦役》
 当時、帝国は《リベール王国》に対して宣戦布告の書状を奏上し、告げたと同時に導力通信活用して即《ハーケン門》を粉砕して侵略していったからね。
 《ハーメルの悲劇》の黒幕扱いされたリベールからすればマジで寝耳に水な言いがかりで、そんな形で戦争を始められたんじゃ真偽の調査すらできずじまいだったろうし。

 そして親父ブライトことカシウス・ブライト大佐(当時)による飛空挺を用いた電撃作戦でぎりぎり持ち直すことに成功した矢先に帝国から「《ハーメルの悲劇》をなかったことにするのを条件に停戦してもいい」とかなことを告げられて・・・・従うしかできなかったのがね・・・。
 肝心の事件を引き起こした帝国側の主戦派たちは、帝国政府によって密かに処刑されて終わったことで、リベール側が事の真相を、『深相』こそ触れることはできないだろうけど、『真相』すら関わることすらできなかった。

 当時の女王も本来なら事の次第を世間に公表したかったんだろうけど、電撃作戦に成功しても、それは帝国軍の一部がちょーっとだけ長期出張してたに過ぎず。
 『閃IV』の世界大戦の時は《呪い》の効果や、直前に施行された国家総動員法によってかき集められての数でもあったけど、それしなくても、帝国軍の通常の兵数や武装だけでリベールをぺちと叩きつぶすのは容易い。
 無論、それやってリベール取られたら共和国側も黙ってはないだろうが・・・・そこはそれ。

 帝国内部で起きた、小さくても強い悲劇の真相を追うか、それを諦めて国家をとるか。
 リベールという国を背負ってる女王にとってどちらをとるのかは明白。
 故に諦めて帝国が突き付けた停戦協定を結んだわけだけど・・・・それでも、それは同時にその悲劇の被害者たちを切り捨てたと同じだった。

 かつての内乱の中、ロランス少尉と名乗っていたレーヴェが、女王を見下すように弾劾するように告げた《ハーメル》の言葉。
 あの時のレーヴェの表情も、それに対する女王の凪いだ表情もいいのよ・・・。
 
 というかレーヴェ見てると「ゼノブレイド2」のシン(銀髪、刀使い)思い出して辛い。
 外見が似てるのもあるけど、中身も本当にそっくりというか・・・・その最後も。

 どうして大切な人のために(「ために」であって「せい」ではあらず)修羅に堕ちた男ってこうも恐ろしいまでに強くって悲しくって優しいのか。
 他に分かりやすい事例を挙げるなら、るろ剣の安慈和尚か。
 あの人もパンダメイクになる寸前まで「優しい人」だったわけだし、今でも基本的にはそうだし(っていうか今やってる北海道編、間違いなく保護者ポジに収まってる和尚苦労しそうで・・・)
 廃仏棄釈ねぇ・・・・歴史ある神社でも当時神社に奉納されてた(その神様を描いたとされる)仏画が削り取られてオリジナルの再現がもうできないっていう事例が実際にあるに、彼の身に起きた事件が決してなかったとは言い切れないのが何とも。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・とりあえず話戻そう。

 アリシア女王にとってもヨシュアやレーヴェの存在は過去の己の罪事を顧みそれを詫びたいと思ってはいたが、ヨシュアはその女王を許した。そもそも許す許さない以前に、事件には関係ない上に女王は女王のなすべきことを選び果たしただけだし。

 そしてその女王が守り続けてる《リベール王国》という場所と、そこに住む国民はヨシュアの傷つき凍っていた心を溶かし、真っ当な人間らしい生き方をさせてくれた《第二の故郷》という場所。
 それがあるのは、女王の決断と、その女王意を汲んだ有能な家臣や民たちによるもの。
 だから

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 このときのアリシア女王は本当に救われたんだろうなぁ・・・。
 一切顧みずに前だけを見る王もいるけど、女王はそういう御人じゃないから。
 政治によって切り捨てること切り捨てないといけないこと。
 それら全部を思案し、切り捨てた後もできる限り顧みようとする人。

 そういう在り方であろうとしてるから、彼女は《リベールの女王》なんだろうなぁ・・・。

 はてさて、そんなやり取りをやってるうちに謁見の間の入口の向こう側あたりがなんだか騒がしいけど・・・・今回はここまでで終わってますね。
 次回はどこまでやるのか・・・・あのシーンはやるんだろうなぁ・・・・しんき先生のイケおじキャラは基本かっこいいから本当に楽しみw

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