後宮の烏


後宮の烏 (集英社オレンジ文庫)
集英社
2018-04-20
白川 紺子

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後宮の烏 2 (集英社オレンジ文庫)
集英社
2018-12-18
白川 紺子

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後宮の奥深くに、妃でありながら夜伽をすることのない、「烏妃」と呼ばれる特別な妃が住んでいる。
その姿を見た者は、老婆であると言う者もいれば、うら若い少女だったと言う者もいた。
彼女は不思議な術を使い、呪殺から失せ物探しまで、頼めばなんでも引き受けてくれるという――。

ある夜、時の皇帝・高峻が、烏妃のもとに訪れる。
拾った翡翠の耳飾りに女の幽霊が取り憑いており、その正体を知りたいと言うのだが……。

少年時代、生母を皇太后に殺され、廃太子となって辛酸を舐めた皇帝、高峻。
神に選ばれし者と言われ、皇帝をして「誰も烏妃には命令できない」と言わしめる存在として生きる寿雪。
二人の巡り合わせは、歴史をも覆す「秘密」を暴くことになる……!



 本屋の小説売り場で表紙と概要に心惹かれて購入してハマっております。
 つってもまだ2巻読み終わってないんだけどねーw

 3巻の発売はまだなのか・・・。

 内容と雰囲気とキャラクターの名前は中華じみてますが、世界観的には宗教的にも歴史的にも完全なフィクション。
 表紙の女の子こと「烏妃」こと「寿雪」は基本的に神秘的なキャラではあるが過去のトラウマとか「烏妃」としての在り方とか色々あるけど皇帝がとある依頼をしにきて以降、その「烏妃」としての在り方が急速に変わっていくことに対しての矛盾を苦しみつつもどこか甘受していくという、非常に人間らしいところがある。
 っていうか、甘味に目がなかったりと普通に可愛い。

 で、意図せず意図しつつ彼女の外堀をせっせと埋めまくってる皇帝こと「高峻」。
 過去の権力争いなどで表情の変化に乏しいものの人並み以上に優しい性格。
 されど皇帝としての立場を背負ってる以上様々なシガラミに苦しめられ、恋愛対象に至ることもなく、ただ友としてありたいと寿雪にちょくちょく会いに行ってはごろごろしたり御茶飲んだりしてる。
 皇帝として世継ぎは必要不可欠ではあるが、外戚とかの存在を考慮してなかなかできないっていう、皇帝としては色んな意味であるまじきというか・・・・政治能力こそ高いんだろうけど優しすぎるんでしょうね・・・。

 ちなみに高峻、寿雪共々日々の細かい仕事をするキャラももちろん出てくる。
 基本宮廷内での事件解決が主なストーリーなので、侍女はともかく宰相などの身体ともに通常な男性も出てくるが、宦官の登場率が結構高い。
 
 そういうキャラたちが出てきては、過去にあった権力闘争の末路や、男女の諍い、王朝の代替わりの結果登場する、無念のあまり成仏できない魂「幽鬼」を寿雪が様々な形で死後の世界へと導くのが基本ストーリー。
 その中で「烏妃」とは何か?と高峻が動いたことで寿雪の環境が色々と変化をもたらしたり、前王朝の関係や、「烏妃」をたらしめてる女神に関わる事件など・・・・。

 様々な思惑も相まって宮廷内という狭い世界でありながら、大きな物語を感じてすごく引き込まれる。

 今後の展開に期待・・・ですね。

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