永劫回帰、そして《身喰らう蛇》とは?

 ・・・タイトル的にいきなりどうした?感全開な気がするんだけど

 まあそろそろ完全クリアした人も増えてきただろうし、何より今書いてる、啄木鳥しんき先生の『空SC』感想記事に書く部分のはずなのに、明らかにこちらの内容が増えに増えまくってたのが分ってきたので、こちらに分割の流れで。

 で・・・・・・・・・・・・《身喰らう蛇(ウロボロス)》(以下《結社》)が盟主の目的である《オルフェウス最終計画》の第二弾《幻焔計画》こと帝国編が完結し、いよいよ第三段階という《永劫回帰計画》がスタートしたところで『閃の軌跡』という物語が終着したわけなんですが・・・・・・・・・・。



 あぁ、最初の《福音計画》からずいぶん遠くに来た感じがする・・・・。
 まあ《幻焔計画》は零から始まり、最大規模のシリーズと化した閃の軌跡までだから、むしろ序章な《福音計画》に対して《幻焔計画》は非常に時間がかかったともいえる。

 では、肝心の《永劫回帰》とはなんなんだろうか?

 そもそも《永劫回帰》とかドイツの哲学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェの代表作『ツァラトゥストラはかく語りき』にて提唱された思想で

超人的な意思によってある瞬間とまったく同じ瞬間を次々に、永劫的に繰り返すことを確立するという思想である。ニーチェは『この人を見よ』で、永劫回帰を「およそ到達しうる最高の肯定の形式」と述べている。


 というもの。
 なるほど、わからん。って人に対して説明すると、これらは『再生』ないし『転生』とは違うもの。
 『再生』ないし『転生』は同一空間の連続した時間軸における先の時間にて発生する現象に対して、

 『永劫回帰』というものは、同一空間の連続した時間軸を巻き戻し、同じ現象を繰り返すものだということ。

 すなわち、全リセットしたうえで、もう一度、同じ内容(多少の誤差は出ても大まかな内容は同じという意でも可)を繰り返すというもの。

 ・・・・・・・・・あくまで簡単に説明すると、ですが。
 だってニーチェの作品読むだけで一苦労なんだもん・・・。
 彼の伝記一つ読んでも50ページ辺りで脳みそバースト仕掛けるもん・・・。
 正直『ツァラトゥストラ』だけ読んでも理解しきれないというか・・・哲学って覚えて学ぶんじゃなくって、それを提唱した人物の思考をどう理解するのかがカギだからねぇ。
 ちなみに『ツァラトゥストラ』は「永劫回帰を象徴するもの」ではなく、あくまで「永劫回帰の失敗」もしくは「永劫回帰の途上の象徴」でしかない。

 しかし、だとすれば《結社》が、盟主が行おうとする《永劫回帰計画》・・・・。
 そして何よりも、軌跡シリーズの舞台となってる《ゼムリア大陸》は、どんな最新型の乗り物を用いても、その一定以上の海と空を超えることはできず、《別の世界》には到達できない・・・いわゆる『閉じた世界』というもの(マリアベルたちは『可能世界』と呼称していた)
 だが、時々、こぼれおちる形で彼らの世界に影響を及ぼす事態や、到来が存在し・・・前者は《ノーザンブリア公国》を壊滅させた《塩の杭》。
 後者は《外の理》とも言える世界《異界》の王であり、こちらに来た際、《ゼムリア大陸》にいた   と混ざりあい、存在を得たマクバーン。
 『閃IV』クライマックスでそのあたりの記憶を取り戻したマクバーンがこぼした言葉から《異界》が静穏な世界ではない模様・・・。

 《早すぎた女神の奇蹟》と教会が概念をあてはめて、かつ、「そういう風に思考、解釈」し、生活している《ゼムリア大陸》の人間たち・・・。
 まああの大陸が『空間的に閉じた空間』であるのは近年になってからであり、人口的にもそこそこ増えても問題はないんだろうが・・・・・・・・・・・・導力ネットワークや導力文明のさらなる発達でそれに気付く人間も増えるだろうが、そのあたりは後述の「世界に先がない」というのと関係あるんだろうか?

 つーか、そうなると、ミリアムちゃんのSクラフトで容易に大気圏突破してビームでどっかーん!なのあるけどさ、演出だろうがイメージ映像なんだろうが、世界観の設定としてはどうなんだろうか?
 正直、そういう重大な設定にかかわる演出は考えてやってほしい気がする:;

 『閃IV』にて、どうやら世界は『黄昏』が起きようとも先が短く、およそ3年の年月が超えられるかどうかが怪しいらしい。
 存在そのものが《大いなる奇蹟(アルス=マグナ)》という《盟主》の存在・・・「永劫回帰」・・・。

 《盟主》の目的は《身喰らう蛇(ウロボロス)》の言葉通り、世界を巻き戻し、最初からやり直すのが目的なのか?
 だとすれば《盟主》が作中であった数々の悲劇をある程度起こりえることと認識していたのも納得できる部分はある。
 その「永劫回帰」を起こす存在として、かつての世界の記録を知ってる存在として。
 実際最初にニーチェが提唱した「超人的な~」な部分に《盟主》は該当できる。

 でも、あくまでそれはまったくの時間稼ぎで、その場しのぎしかないんだよなぁ・・・・。
 そもそも《ウロボロス》でしょ?
 錬金術や神話において『不死』の象徴でもある・・・・

画像

 が、心理学的に言えば、ある種の無垢なる存在。完全なる一と定義させられ、どちらかと言うと「断ち切る」を前提としたものがある。
 ちなみに集合的無意識とは、こちらもドイツの哲学者カール・グフタス・ユングが提唱した部分であり、人の精神深層の果てにあるされる・・・人の想念の集合体。
 
 簡単に説明すると生命は誕生する際、『集合的無意識』から「自分という部分というかけら」をもらいうけ、自我を形成し、その生命が死にゆく際、その自我は再び『集合的無意識』へと帰還し・・・という一種の転生に似た概念の大本とも言える存在(物質?)

 ここまで話が大きくなったし、ただ単純に《不死》をひらけかすような意味合いで名付けたっていう設定じゃ到底思えないしなぁ。
 それに《太母》という存在・・・先ほどの《超人》にも結び付けることが可能だろうし・・・自らを喰い続け成長し、自らを育んでる蛇が、その鎌首をもたげたらどうなってしまうのか・・・。
 んでもって《盟主》が自分から行動する事態は来るのだろうか。

 そのあたりは今後の話に期待かな?
 まだ《七耀教会》というか《アステリア法国》が舞台の話になったわけじゃないし・・・。
 一旦の箸休めに『空3rd』みたいに外伝的な作品を出すのもありかもしれないですね。

 ・・・・そもそも何年先の話でその前に最古参のファンが力尽きるんじゃないか?とかそういう疑問はなしで。
 大体、案ずるな。
 たかだか12年。
 20年前誕生のゲームのシリーズを未だに追いかけ続けてる古参プレイヤーとかいるし、FFやドラクエの最古参のファンで、今でも買ってる人はいる。

 ・・・存外待てれる気もしなくもないが、そこはそれ。
 早く出てほしいところですw

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